2007年07月20日

混ぜの文化

大名本店ホールの權代です。

暑くなりました。

さてさて、今回は韓国の食文化について…。“混ぜの文化”

韓国人は何でも混ぜて食べるのが好き。
そこから生まれたのが、ビビンパ、ビビン麺! ご存知、具と御飯・麺を
混ぜて食べる。

私自身も、幼少の頃、何でも混ぜて食べていました。

カレーライスも、ミートソースのスパゲティも…。何の迷いもなく…。

しかし、7つ上の兄が友達の家や学校行事で、日本の食べ方を見てきて
どうもこれは人と違うぞ…という事を学んでくるわけで…。

ある日、みんなでカレーを食べていると…。兄弟は何の疑いもなく
ぐちゃぐちゃに混ぜるわけで…。

 「違うっつぇ! 混ぜて食べたらいかん。」

と日本の食べ方を私たちに伝える。へえー、そうなんだ…と、そこで混ぜの食べ方は
終わり、新しい食べ方に…。

でも、兄のおかげで、“みんなとは違う食べ方”をし、恥ずかしい思いをすることもなくすみました。


コーヒーゼリーってどうだろう? 高校生の時、喫茶店で注文して、ふと手がとまる。

好きな先輩を目の前で、どうしようか…と迷っているのが伝わったみたいで

 「全部、混ぜていいとよ。」と言われ、ほっとした。

ほろ苦い思い出である。



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2007年03月05日

テールスープ

こんにちは。大名本店ホールの武本です。私は主に2階を駆け回っています。

 私の家庭は在日韓国人なので、普段の食卓にもキムチやチャンジャ、ゴマの葉など白ご飯のすすむおかずはいつも並んでいまして、チヂミやチゲも珍しくない食事をしています。

 先日、同じ境遇の在日の知り合いとの会話でのこと。

 「テールスープって美味しいよねー。見た目はちょっととんこつスープみたいに白くてコラーゲンたっぷりな感じやねー。」 

と私が言ったところ、突然相手は不思議そうな顔で

 「えっ?! テールスープが白いと?? うちのオモニ(=母親)の作るのはいつも黒っぽくてにごっとるよー!!」

黒いテールスープ?! なんてありえませんよね、普通。(笑)

 「それってテールスープじゃなくて、ユッケジャンとかカルビスープじゃないと?」

と私。 でも友達は

 「いいや、今までいつもそのテールスープを家で出されて、テールスープとして
飲んできたもん!!」 と。

 後日、友達が自分の母親に尋ねてみたところ、そこの家ではテールスープを作る時
ナムルのぜんまいや、もやしや、キムチなどの具材を入れ込んだものをテールスープとしていたらしいのです。

 ようやく謎が解けました。゚(゚`∀´゚)゚

 そこそこの家庭の味とか料理法ってありますよね。
よそを見て初めてうちは違うんだ! って実感する場面って意外とありますよね。

 利花苑のテールスープの色は…。 もちろんきれいな白っぽい色をしています。
コラーゲンたっぷりでお肌にも良いので女性のお客様にも大好評です。

 まだ召し上がっていないお客様、当店にいらした際には是非一度ご賞味くださいませ。


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2007年02月11日

自家製コチジャン

大名本店ホールの權代です。

“コチジャン” もうみんなが知っている調味料になりました。
最近では、スーパーでも売られていますよね。

たまにお客様で、“トウバンジャンありますか?”と言われる場合があります。
“はい、コチジャンですね。”と軽く訂正をしてから持っていくように
しています。

もちろん、利花苑のコチジャンは自家製です。

韓国の家庭でもコチジャンは自分の家で作るもの。
でも、いまや、キムチもスーパーで買う人が多いという韓国人の家庭では
やはりコチジャンもスーパーで調達…という事になるのでしょうか…。

我が家でも、オモニ(=母)がコチジャンを家庭で作っていました。
最近は、すっかり韓国の市場から購入するようになりましたが…。

作る工程は、よく覚えていないのですが、鍋にいれて
火にかけ、よく練るところは、覚えています。

家庭で作る時も、我が家では、業務用か?と思うほど
大量生産されます。(笑)

私が小学生だったある日、大鍋に途中過程のコチジャンが入っていました。
その日の昼ごはんは、“ミートソーススパゲティ”でした。

スパゲティをはじめとする“洋食”が我が家の食卓にのぼるようになったのは
小学生の頃から。ハンバーグなどというものは、私が中学くらいに
デビューしています。子供ながら、韓国食で毎日鍛えられていたのです。

そんな中、“ミートソース”が昼ごはんになるのは、とってもうれしいもの。
そしてまた、コチジャンと同様、“大量生産”され、その2つの大鍋は
ガスコンロに並んでいたのでした。

私が昼食を終え、しばらくすると高校生の兄が帰ってきました。

 「腹へったー。」と急いでお皿にスパゲティの麺を入れ

そして…。 迷わず、コチジャンの入った鍋からコチジャンをかけていました。

私はその様子をじっと見ていて、“それってコチジャンやない?”と
思っていたのですが、言いませんでした。(笑)

一口食べて、「げー、これコチジャンやん。なんで言わんとや?」とせめられ…。

兄は、うがいをしていました。

“コチジャンスパゲティ”んー、今となれば、“ビビン麺”にしてしまえば
それはそれで食べられるものではありますが…(汗)



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2007年01月07日

韓流? お正月の過ごし方

大名本店ホールの權代です。

長かった冬休みも明日で終わりですね。

さて、韓流? お正月はどのように過ごすのでしょうか?

元旦早朝から、まず“法事”から始まります。
新しい年を迎えられるのは、ご先祖あってのこと…という事なのでしょうが
法事をした後は、気もひきしまり、すがすがしい気持ちになります。

法事には、たくさんの韓国料理がならびます。
キムチはもちろん、ナムル、色とりどりのチヂミ、数種のジョン
鶏をまるごと蒸したものや、豚肉の蒸し物、などなど。

日本のおせち料理の品数よりも多く、作る量が半端ではありません。
31日から準備するのですが、女性陣は大変です。
子供には、大豆もやしの根っこ取りのお手伝いがあります。

我が家では、こうした韓国料理はもちろん、母が日本料理も得意なので
日本のおせち料理も法事の時に並びます。

プラス私?が作るイタリアン!も入り、和洋折衷…和韓洋の料理が並ぶことになります。といっても、今年は、鶏肉をオリーブオイルとレモン、にんにくで
マリネしたものをオーブンで焼いたものでしたが…。

よって、おせちに飽きる事もなく、けっこう毎日、同じものを食べ続けています(笑)

しかも、韓国料理とはよくできたもので、無駄がないようできています。

数日後、残ったナムルやご飯は、フライパンでいためられ、“ビビンバ”となり
豚肉の蒸した物は、キムチと一緒に炒めて、“キムチポックム”となります。
お店で出されるものとは一味違った家庭の味です。


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2005年11月17日

卵ピッピ


“卵ピッピ”とは何か? 卵からヒヨコがぴよぴよ…?

んーん。

“卵ピッピ”とは、私の家では“卵かけご飯”という意味だ。

韓国料理でお馴染みの“ピビンバ” ピビンが混ぜるという動詞で
パブがご飯という名詞。あわせて、混ぜご飯。こう説明するとなーるほど、と
感じる人も多いだろう。
“卵ピッピ”もはじめは、卵ピビンバだったのだが、卵ピビとなり
母が幼なかった私たちに使っていたので、“卵ピッピ”という幼児言葉となったのだ。

在日3世として日本で生まれ、日本で育ってきた私には、こうした韓国語と日本語がミックスされたような言葉がいくつかある。中にはつい最近、それが日本語でなくハングルである事に気づいたものもある。 

“卵ピッピ”という言葉については、かなり早くから日本語ではない…という事を自分自身認識していた。弟が小学1年生の時、担任の先生から、呼び出され
「卵ピッピって何ね?」と質問された。今日の朝ごはん、何食べた?の質問に対する彼の答えだったのだろう。
「日本語じゃないのに、弟は知らんのやね。」と思った。まだ幼い弟にわかるように何かしら説明した記憶がある。

そしてまた母は、私の子供に(1歳半)、毎日のように「卵ピッピを食べよう。」と
声をかけている。彼もまた卵ピッピが大好きだ。

 「今日の朝ごはん何食べた?」との保育園の先生の質問に

 「卵ピッピ!」と答える日もそう遠くはないだろう。

大名本店ホールの權代(ごんだい)でした。

  
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