2006年01月31日

ホルモン様様


大名本店ホールの權代です。

昨夜、家に帰ると 母から「千枚刺しがあるけん、食べんしゃい。」と言われる。
千枚刺は、焼肉屋定番の刺身である。焼肉屋から持ち帰りをしたのか?
スーパーで買ってきたのか?と思われるに違いないが、我が家の場合、違うのである。
牧場を経営する知人を通じて、牛一頭分のモツ類を購入したのである。(笑)
サガリ、ホルモン、千枚、ミノ、レバ、テール、タンなどがセットになっていて
きれいにカットされているのではなく、一つ一つが塊となっていて、処理が必要な状態。
「焼肉屋で働いていて、実家も焼肉屋ですか?」などと質問がきかれそうだが、これらはすべて、我が家で食べる分。きちんと処理をして、小分けにして冷凍。と言ってもかなりの量。。。

 「ホルモン、洗うけん、手伝いんしゃい。」と母に言われるが
「私、食べる人。」と逃げてしまった。ホルモンは、もちろん長―いまま。
余計な脂をとって、(この脂が普通じゃない) 小麦粉と塩を入れて
もみ洗い。何度も何度も洗う。こうすることで、汚れや臭みがとれるそうだ。
その作業を見ていると、ほんと最初に食べた人は偉い。普通だったら
捨てるよね、と思ってしまう。そうそう、ホルモンは、なんでホルモンと呼ぶかというと
「ほうるもん」=捨てるもんというところから来ているとの説がある。

なんで母がこんな作業ができるかというと、その昔自分で、焼肉・ホルモン屋を営んでいたからである。大きい“たらい”に入った大量のホルモンをごしごし洗っている姿は、小さい時から見ていた。

アメリカにいる時に、どうしてもホルモンが食べたくなり、韓国系のスーパーで
それらしきものを買ったことがある。もちろん処理されていない状態。
母の事を思い出して、やってみようと思ったのだが、大変な作業ですぐ断念。
そのまんまゴミ箱に入ってしまった。(笑) 

こうして大変な作業を経て、おいしく食べられるホルモン。
一昔前は、本当に安かったが、モツ鍋がブームになったことをきっかけに
価格は上昇。今は、BSE問題でアメリカ牛が入ってこないので
ますます値段アップ。“ほうるもん”じゃなくなった、高級品。ホルモン様様である。


焼肉利花苑 http://www.rikaen.com


        

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